今日の神聖かまってちゃん・続き
2010.12.23 00:50
前回の続き。
今日の、神聖かまってちゃん@恵比寿リキッドルームについて、です。
・ライブの尺はほぼ2時間。しかし、やったのは、数えはしなかったけど、
多くてもせいぜい12、13曲くらいだと思う。
言うまでもなく、1曲やるごとの、ブランクが長いからです。
そのたびに、ぐだぐだうだうだしゃべっているからです。
しかも、限りなく素に近い状態で。
・曲目も曲順も、例によって全然決めていない。
いや、ほんとは一応決めてあるみたいで、曲間のたびに、monoがその曲目を
の子に見せに行く、というシーンが何度もあったんだけど、そのたびに、
それを無視して次の曲名を宣言しておられました、の子さん。
で、予定では、次の曲で、鍵盤ではなくギターを弾くはずだったので
ギターを抱えていたmono、急に変更を告げられて、急いでギターを置いて
鍵盤に向かう、という光景が、幾度となくくり返されました。
・もうひとつ、曲目に関して。
の子、一応のセットリストを無視して、気分で次にやる曲を決める。
のはいいんだけど、「次は××××」と、曲名を宣言して、
「それもうやったから!」
「いや、それさっきやったって!」
と、メンバー一同からも、お客さんからもつっこまれるシーンが、
何度も何度もありました。
3回じゃきかなかったな。5回くらいあったかも。
・演奏そのもの。それなりにこのバンドのライブを見慣れている、
という自負のある私でさえ、
「うわあ……」と思うくらい、もう、見事なまでに、バラッバラ。
みさこもちばぎんもmonoも、もちろんの子も、
まるで、今日初めて集まって音を出したみたいな感じでした。
よくもまあ、こんなにチューニングもキーも狂ったギターにのっけて、
こんなに正しい音程で歌えるもんだ、の子。と、感心するほどでした。
・で。というわけで、大変に、残念なライブだった。
という結論ならば、話はわかりやすいんだけど、
めちゃめちゃよかった。
という事実が、ああもう、このバンドのほんとにややこしいところだと思いました。
そんなどうしようもないぐっだぐださの中に、すっごく崇高なものや、
それはもう純粋なものや、大変に美しいものが、何度も見えた。
主に、の子から。
そういうバンドなんだなあ。と、改めて思いました。
写真は、帰りにお客さん全員に配られたフライヤー。
詳しくはニュースのコーナーを。
こちら。→ http://ro69.jp/news/detail/45302