BEAT CRUSADERSの話 続き
2010.09.05 18:52
ちょっと前回の続き。
前回書いた「ビークルは絶対再結成する」という話、
書いているうちに、自分でもどんどんそうとしか思えなくなってきたし、
今読み直しても、やはりそうとしか思えなくなってきて、
なんかちょっとヤバい気がしてきた。
だってこれ、僕が勝手に考えただけのことなので。
なので、ちょっとフォローしたくなりました。
ただ、せっかく考えたし、書いたので、撤回はしたくない。
なので、別の可能性も、考えてみることにした。
そもそも、ラストラム時代のビークルは別として、今のビークルって、
「バンド」というより「ユニット」であり、「プロジェクト」であり、
なんでもありというか、何をやってもいいというか、
柔軟を通り越して、ある意味いいかげんだとすら言える、
そういう音楽集団だった。
だって、そもそもですよ? インディーズ・シーンでは、日比谷野音を
満員にして、何万枚もアルバムを売っちゃうくらい
人気あったのがビークルだったわけで、
しかも、当時ヒダカは30代半ばだったわけで、
そんなキャリアのそんなタイミングで、そんな人気バンドを、
メンバー総入れ替えで新しく組織する時、
ああいうメンバーの選び方、するか?
タロウとマシータはいい。
しかし、ケイタイモ、ベーシストだよ? MONG-HANGの。
それを、キーボードで加入させた。
で、最後にベースがいないから、ベーシストでもなんでもない、
ヒダカの相談相手であり所属レーベル(キャプテンハウスね)の
代表である、クボタくんに入ってもらった。
おかしくない? じゃあケイタくん、最初からベースで入ってもらえば
よかったじゃないか。という話です。
メジャーデビュー直後の頃、ケイタイモとユアソンのジュンジュンが、
キーボードマガジンの取材を受けた。
二人で、新しい機種のキーボードを試奏して感想をのべる、
という企画だったんだけど、二人ともキーボードの周囲を
ぐるぐる回りながら「ほー」とか「うわー」とか言うだけで、
いつまで経っても弾こうとしなくて、編集部の人が困っていた。
というエピソードが、僕は大変に好きなのですが、
つまり、これだって、ケイタイモのせいではないわけです。
そもそもは、ヒダカのせいなわけです。
取材の話を受けてきちゃった、スタッフのせいでもありますが。
話がそれた。
つまりですね、ほかのバンドが「なんでもあり」とか
「おもしろければ何やってもいい」というのとは
段違いの飛距離でもって、「なんでもあり」で
「おもしろければ何やってもいい」のが、ビークルなわけです。
ってことは、こんな再結成も考えられるのでは。
以下、思いつくまま箇条書きにします。
・またヒダカ以外メンバー全員入れ替わって再結成。
ってことをやってもドロドロしないのが、ビークルだという気もする。
うーん、でもあんまり見たくないかも。
今のメンバーが、あまりにキャラ立ってるし。
・パートをシャッフルして再結成。
といっても、マシータはそういうわけにはいかないだろうから、
ケイタイモ:ベース、クボタ:ギター、ということで。
あ、タロウくんどうしよう。ギター2人でもいいか。
・再結成、でもヒダカだけいない。
これ、ありそう。
ヒダカはプロデューサーで、ボーカルは、たとえば、昔のFRUITYみたいに、
いきなり中学生の男の子を加入させるとか。どうでしょう。
・メンバーそれぞれが再結成。
「マシータビークル」「タロウビークル」「ケイタイモビークル」の、
3つのバンドが誕生。
なんで3つかというと、この場合、クボタ・ヒダカは、それぞれのプロデュースとか、
楽曲提供とか、そっちに回ったほうがおもしろそうな気がするから。
・5人全員、どう見てもビークルではない人たちが、
「俺たちBEAT CRUSADERSです」と言い張っている。
・高校生の女の子5人組、でもビークルだと言い張っている。
・DJとヒダカだけ。でもビークル。
・DJとラッパーとヒダカ。でもビークル。
きりがないのでやめます。
そして、調子にのって書き始めたものの、
思いつくまま箇条書きにしはじめたあたりから、
明らかに息切れしていることが、読んでとれる文章です。