BEAT CRUSADERSの話  続き

BEAT CRUSADERSの話  続き

ちょっと前回の続き。

前回書いた「ビークルは絶対再結成する」という話、
書いているうちに、自分でもどんどんそうとしか思えなくなってきたし、
今読み直しても、やはりそうとしか思えなくなってきて、
なんかちょっとヤバい気がしてきた。
だってこれ、僕が勝手に考えただけのことなので。

なので、ちょっとフォローしたくなりました。
ただ、せっかく考えたし、書いたので、撤回はしたくない。
なので、別の可能性も、考えてみることにした。


そもそも、ラストラム時代のビークルは別として、今のビークルって、
「バンド」というより「ユニット」であり、「プロジェクト」であり、
なんでもありというか、何をやってもいいというか、
柔軟を通り越して、ある意味いいかげんだとすら言える、
そういう音楽集団だった。

だって、そもそもですよ? インディーズ・シーンでは、日比谷野音を
満員にして、何万枚もアルバムを売っちゃうくらい
人気あったのがビークルだったわけで、
しかも、当時ヒダカは30代半ばだったわけで、
そんなキャリアのそんなタイミングで、そんな人気バンドを、
メンバー総入れ替えで新しく組織する時、
ああいうメンバーの選び方、するか?

タロウとマシータはいい。
しかし、ケイタイモ、ベーシストだよ? MONG-HANGの。
それを、キーボードで加入させた。
で、最後にベースがいないから、ベーシストでもなんでもない、
ヒダカの相談相手であり所属レーベル(キャプテンハウスね)の
代表である、クボタくんに入ってもらった。
おかしくない? じゃあケイタくん、最初からベースで入ってもらえば
よかったじゃないか。という話です。

メジャーデビュー直後の頃、ケイタイモとユアソンのジュンジュンが、
キーボードマガジンの取材を受けた。
二人で、新しい機種のキーボードを試奏して感想をのべる、
という企画だったんだけど、二人ともキーボードの周囲を
ぐるぐる回りながら「ほー」とか「うわー」とか言うだけで、
いつまで経っても弾こうとしなくて、編集部の人が困っていた。

というエピソードが、僕は大変に好きなのですが、
つまり、これだって、ケイタイモのせいではないわけです。
そもそもは、ヒダカのせいなわけです。
取材の話を受けてきちゃった、スタッフのせいでもありますが。


話がそれた。
つまりですね、ほかのバンドが「なんでもあり」とか
「おもしろければ何やってもいい」というのとは
段違いの飛距離でもって、「なんでもあり」で
「おもしろければ何やってもいい」のが、ビークルなわけです。

ってことは、こんな再結成も考えられるのでは。
以下、思いつくまま箇条書きにします。


・またヒダカ以外メンバー全員入れ替わって再結成。
ってことをやってもドロドロしないのが、ビークルだという気もする。
うーん、でもあんまり見たくないかも。
今のメンバーが、あまりにキャラ立ってるし。

・パートをシャッフルして再結成。
といっても、マシータはそういうわけにはいかないだろうから、
ケイタイモ:ベース、クボタ:ギター、ということで。
あ、タロウくんどうしよう。ギター2人でもいいか。

・再結成、でもヒダカだけいない。
これ、ありそう。
ヒダカはプロデューサーで、ボーカルは、たとえば、昔のFRUITYみたいに、
いきなり中学生の男の子を加入させるとか。どうでしょう。

・メンバーそれぞれが再結成。
「マシータビークル」「タロウビークル」「ケイタイモビークル」の、
3つのバンドが誕生。
なんで3つかというと、この場合、クボタ・ヒダカは、それぞれのプロデュースとか、
楽曲提供とか、そっちに回ったほうがおもしろそうな気がするから。

・5人全員、どう見てもビークルではない人たちが、
「俺たちBEAT CRUSADERSです」と言い張っている。

・高校生の女の子5人組、でもビークルだと言い張っている。

・DJとヒダカだけ。でもビークル。

・DJとラッパーとヒダカ。でもビークル。


きりがないのでやめます。
そして、調子にのって書き始めたものの、
思いつくまま箇条書きにしはじめたあたりから、
明らかに息切れしていることが、読んでとれる文章です。
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