省略形の問題

省略形の問題

また前回の続き。
バンドの呼び方に関して。
次はアクセントの問題ではなく、省略のしかたに関してです。

たとえば、昨日僕はこのブログで、ザ・ブルーハーツのことを、
「ブルハ」と書いたが、これに関しては別に問題ないと思う。
「ブルハ」以外の省略のしかた、見たことないし。

しかし。今は、誰もが使うエレファントカシマシの省略形、「エレカシ」。
これ、昔は違ったのだ。
当時の所属レコード会社であるエピックのスタッフも、
当時の所属事務所である双啓舎のみなさんも、
「カシマシ」と呼んでいた。
ファンもそうだった。
なのに、ロッキング・オン・ジャパンとロッキング・オンだけが、
もっと正確に言うと渋谷陽一と山崎洋一郎だけが、
頑なに「エレカシ」と呼び続け、そう書き続けていたのです。

で、当時、エレカシが載る雑誌は、ほぼジャパンと
ロッキング・オンだけだったというのもあって、
「エレカシ」派は次第にその勢力を伸ばし、
「カシマシ」派を凌駕するようになっていった。

そして。移籍・再デビュー後に、なんか知らないけど、
エレカシのTシャツ作りを新しい事務所から頼まれた山崎は、
そのTシャツに「elekashi」とロゴを入れる、という行為に
よってダメ押しし、その闘争に、終止符を打ったのだった。

今思い出した。
あのTシャツ、もらってない。
くれてもよかったのに。
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