民生「ひとりカンタービレ」潜入

民生「ひとりカンタービレ」潜入

今朝ニュースのコーナーでアップしましたが、
奥田民生のツアー「ひとりカンタービレ」発表になりました。

詳しくはニュースのコーナーをご参照くださいなのですが
(ここね→ http://ro69.jp/news/detail/30689 )、
民生が、客前で、すべての楽器を演奏して、新曲を
レコーディングしていく、というもの。
つまり、ひとりで多重録音していくわけです。

実はちょっと前、このライブの公開リハーサルみたいなものが行われた。
こういうライブをやってみよう、と思いついたのはいいが、
はたして「お金とって客に見せて成立するもの」になるのか
どうかわからないから、レコード会社のスタッフとか、事務所の
関係者とか、20人くらいの前で、ためしにやってみよう、という。

そういう試みがあることをききつけて、「行っていいすか?」
って、潜りこませてもらいました。
場所は都内某所。
行ってみたら、ステージ上では既に民生が、
並んだ楽器たちの音決めをしていた。
で、1時間くらいして、だいたいの音が決まって、

民生「じゃあやってみましょうか。
えーと、これは今、どういう人たちが観てるの?」

マネージャー「えー、キューンレコードのみなさんと、事務所の○○と
××と△△チームの人たち、あとウェブ部署の□□さんたちと……
あと、兵庫さん」

民生「え? あ、ほんとだ。何おまえ、いつの間にか座ってんの」

と笑われながら、見せてもらいました。


この日は、本番ではないので、既存の某曲をレコーディング
しておられましたが、本番では1会場につき1曲ずつ新曲を
用意して、録っていくそうです。

で。詳しく書くとネタバレになるのでやめときますが、
それぞれの楽器がバラバラに、順番に録られていくわけで、
「おお、こういうふうに音が重なっていくのか」
「こういうふうにアレンジしていくんだ」っていう事実が、
生で見られる、というのは、すっごく刺激的でおもしろい。
特に、バンドをやったりして自分でも音楽を作っている人や、
宅録をしている人、音楽専門学校に行っている人なんかは、
「あの民生のこの作業を観れる」というのは、
それこそ何十万円払ってもいいくらい、
ものすごく価値があることだと思いました。

ただし。なんせ、長い。で、ダラダラしている。
って、考えたらこれはレコーディングなわけで、
そもそもが「人に見せる」ことよりも「曲を完成させる」
ほうが重要なものなので、そういうふうに
なるのがあたりまえっちゃああたりまえだし、
だいいち、長かろうが短かろうが、曲が完成しないと終われないわけで、
だから、しょうがないんだけど。

でも、終わった頃には、ステージの上も下も、
なんともいえない空気になってました。
で、その空気の中、マイクで客席に「どうでした?」ときくOT。
みんな「うーん」って感じで、答えない。
と思ったら、

「えーと、じゃあ、兵庫さん、どうでした?」

と、名指しできかれてしまった。
しょうがないので正直に、
「いやあ、これだといくらなんでも長いですよねえ。
もっと短くないともたないんじゃないすか? それか、内容を考えるか」
みたいなことを、偉そうに申し上げました。

「やっぱそうだよなあ。うーん、どうしよう……」となっておられたOTですが、
翌日に行われた、このライブのゲネプロでは、そのへんが
すごく改善されて、「よし、これならいける」ってなった。

ということだと思います、こうして発表されたということは。
みなさんお楽しみに。
私も楽しみにしてます。

しかし、ユニコーンがひと段落した(んだよね?
新曲今ばんばんテレビで流れつつもですが)、その次の
アクションが、こういう「え? 何それ」っていうものであるあたりが、
つくづくOTらしくていいなあと思います。
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