イエモントリビュート その1

イエモントリビュート  その1

リリース9日前にして、ようやくアドバンス音源入手!


『THIS IS FOR YOU〜THE YELLOW MONKEY
TRIBUTE ALBUM』


12月9日リリース ariola japan

さあどうしよう、RO69的には。
そうだ「特集」のコーナーだ、こういう時のためにこのコーナーを
作ったんだ、ここでどーんと全曲解説だあ!

と思ったんだけど、そう言ったところ、

「そんな急に言われても」
「デザインの時間とかシステムに落とす時間とか、考えてくれないと」
「っていうか、この次に何をアップするか、
もう予定決まってるんですけど」
「しかもそれ決めたの、兵庫さんじゃないですか」

と、RO69アートディレクター関と、
同ウェブディレクター俵に、却下されました。
まるで、自己啓発セミナーに行った人が初日に
受ける仕打ちレベルの、否定されっぷりでした。
わんわん泣いて生まれ変わろうかと思いました。


というわけなので、ここで書きます。
3曲ぐらいずついきますね。
DISC1は11曲、DISC2は12曲、全23曲です。



1.WELCOME TO MY DOGHOUSE/SCOOBIE DO

いきなりびっくり。コヤマシュウ、歌、いかがわしい!
もっとハイテンションでがつーんと歌う印象が強い人だけど、
リバーブの効果もあるのか、キーがあんまり高くないせいか、
たいへんにエロく艶っぽいことになっている。
ラフなギターも、ハネたリズムも、「これがどういう曲か」を
よおく理解し解釈した上で、プレイしている感じ。
あと、こんなふうに、1曲目からいきなり猥雑に始まる感じ、
初期のイエモンのアルバムみたいで好きです。


2.LOVE LOVE SHOW/奥田民生

ちょっと、自分が一番ラクに、なーんも考えないで、
ただやればすむ曲を選びすぎじゃないですか、OT。
と思ったけど、そして聴くと確かに「そのまんま」「特に工夫なし」
なんだけど、それだけでもう、すっごくいいので、文句言えません。
にしても、こうして聴くと、サビの歌いまわしとか、そもそもの発声の
しかたとか、なんか吉井に通じるものがあります。
そういえばこのお二人、ほぼ同世代で、共に1980年代のジャパメタ
(ジャパニーズ・ヘヴィメタル)・シーンの出身だ。
吉井和哉、「静岡のモトリー・クルー」、アーグ・ポリスのベーシスト。
当時、「ロッキンF」(メタル雑誌ね)に載ったりして、全国的に結構有名でした。
奥田民生、「広島のアースシェイカー」、READYのボーカリスト&ギタリスト。
当時、広島だけでちょっと有名でした。


3.SUCK OF LIFE/毛皮のマリーズ

うわあ。いい曲選ぶなあ。自分たちで選んだのか、制作側が
「毛皮のマリーズにはこの曲を」ってオファーしたのか、あるいは
井上貴子あたりが入れ知恵したのかわからないが、ずっぱまり。
聴くと、意外にアコースティックなアレンジ。いや、意外でもないか。
すごくシンプルな、簡素と言ってもいいくらいの音作りだけど、
それがとてもいい。特に志麿のボーカル。なんか、カヴァーな感じしない。
完全に自分のものにしている感じ。
しかしこれ、初期のイエモンの最もコアな部分を表す名曲なんだけど、
ゆえに、聴いていると、もっといろんな人のバージョンを聴きたくなる曲です。
おとぎ話がやると、どうなるだろう、とか。
エレファントカシマシ宮本浩次だったら、どんなふうに歌うんだろう、とか。
歌わないと思うが。というか、人のトリビュートとか絶対やらなさそうですが。

次回に続きます。
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