新宿ロフト その2

新宿ロフト 
 その2

昨日、ARBのことを書いていて、思い出した。
27日にも書いた、「新宿ロフトは憧れのライブハウス」という話の続きです。

昔々、スピッツを結成した時の、マサムネたちの目標は、「新宿ロフトに出ること」だったという。
バンドのスタートではなくゴールが、ロフトに出ること。
スピッツは最初からスピッツだったんだなあ、というエピソードでもありますが、つまり、ロフトが、そういうライブハウスであることを表すエピソードでもあります。
ちなみに、数回目のライブで、わりとあっさり出られてしまい、結構とまどったという。

当時、私もバンド小僧として、当然ロフトに憧れは持っていたものの、その100歩ぐらい手前の段階でつまずきっぱなしなバンドばかりやっていたので、はるかに遠い夢でした。

THE STREET BEATSの全国ツアーで、新宿ロフトでライブをやってきた。
故郷広島に帰った時、友人のベーシスト、市川勝也(よく出てくるなこのブログに。元POTSHOT、現ROCK\'N ROLL GYPSIESです)にそうきいた時は、うらやましかったけど、遠すぎるあまりリアリティがなくて、「悔しい!自分だっていつかは!」という気持ちには、ならなかったのを覚えている。

ところが。それから21年後の今年の9月、エレキコミックのやついいちろうくんが、新宿ロフトで時々やっているイベントに、DJで呼んでくれた。
ライブ・フロアではなくサブ・フロアだけど、それにバンドじゃないけど、というかそもそも正規のブッキング・ルートは通ってないけど、ぎりぎり、ある意味、これも、「新宿ロフトに出た」と言えるのではないか。

というわけで、うれしかったです。やついくんありがとう。

遠い将来、新宿ロフトに出られるよ。DJだけど。
と、当時の自分に教えてやりたい。
混乱すると思う。「え、DJってどういうこと? しゃべるの?」って。
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