シンガーデビュー１５周年イヤー真っ最中の坂本真綾。
去年もたくさん会う機会があったんだけど、今日もインタビューさせてもらった。

今回は、３月３１日に発売される彼女のベストアルバムについて。

これがまたすんごくいいベストアルバム。
いやベストアルバムなんだからそりゃよくないと困るよ、という指摘もごもっともなんだけど、そんな大前提を大きく超えて、もう困っちゃうくらいにいいベストアルバムなのだ。
詳しいことは誌面で書くのでここでは割愛するけど、「シングル曲」と「アルバム曲」のバランスがとってもいい。
で、本人が曲を選んで、しかも流れを考えて並べたっていう曲順も絶妙で、通して聴くと、「今の」坂本真綾像がくっきりしてくる感じ。いやもちろん過去の音源なんだけど。そこがすごい。
で、ラストに収録されてる新曲がまたいい。
「ベストアルバムに加えられた新録曲」ってけっこうな割合で申し訳程度の手練れ曲だったりする（と個人的に思ってる）んだけど、これは気合バリバリ、現在のモード全開の名曲。
これを機会にもっとたくさんの人に聴いてほしいと思った。

あと、菅野よう子の曲ってやっぱいいよね。鈴木祥子の曲も。
坂本真綾のクリアな歌声を通すと、作曲家の個性もヴィヴィッドに出てくるから、それもまた面白い。

とにかく、いっぱいお話訊きました。３月１９日発売のCUTに掲載します。よろしくです。（小柳）