シェリル・クロウが『ワイルド・フラワー』以来２年ぶりとなるニュー･アルバムを日本先行で１月30日に発売する（海外では２月５日発売予定）。

タイトルは『ディトアーズ』。彼女のデビュー作『チューズデイ・ナイト・ミュージック・クラブ』（1996年発売）を手がけたビル・ボトレルを再びプロデューサーに起用。彼女の日本版オフィシャル・サイトで、新曲“シャイン・オーバー・バビロン”“ラヴ・イズ・フリー”の２曲の試聴が可能となっている。また、オフィシャル・ブログ（海外版）では続々とＰＶなども公開されている。

シェリル・クロウはここ２、３年、2006年に婚約者ランス・アームストロング（ツールド・フランスを7連覇している自転車レーサー）と破局、その後自身の乳がんが発覚するなど、激動の日々を送ってきていた。今作の収録曲は、それらの出来事にインスピレーションを受けているのだという。作品のタイトルに冠した“Detour”には回り道、遠回り、といった意味があるが、そのあたりにも彼女の心境がみてとれる。

サウンド的にも、初期のアーシーさと、最近の作品でみせたポップ感覚が、絶妙のバランスで混ぜ合わさったものになっているようだ。