トム・ヨーク、新作『ア・ムーン・シェイプト・プール』の成功に驚いたと語る
2016.06.28 11:47
トム・ヨークはレディオヘッドのニュー・アルバム『ア・ムーン・シェイプト・プール』がセールス的に成功を収めたことについて驚いたと認めた。
『ア・ムーン・シェイプト・プール』は5月のデジタル・リリース時に全英1位を記録したのに続き、6月17日のCD&アナログ・リリースでも2度目の全英1位を獲得した。
しかしトムは前作『ザ・キング・オブ・リムス』から『ア・ムーン・シェイプト・プール』まで5年もバンドの活動にブランクがあったこともあり、ファンはレディオヘッドに飽きてしまったはずだと思っていたという。
トムはQ誌の取材で次のように語っている。「(新作のチャート・リアクションを受けて)ぼくたちは逆のリアクションを予想してたんだよね。僕はレディオヘッドに対して愛情を持っているけれど、他の人たちはもうそんなことはないんじゃないかってね」。また、『ア・ムーン・シェイプト・プール』のナンバーでトムが特に好きなのは“Daydreaming”で、「バンドとして正しいことをした時」に生まれたナンバーだからだという。
ちなみにリリースまでに前作から5年を要した『ア・ムーン・シェイプト・プール』は、レディオヘッドにとって過去最も時間がかかったアルバムでもある。コリン・グリーンウッドは次のように付け加えている。「トムは本当に素晴らしかったよ。このアルバムは最初、ちょっと間違った方向に進みかけていたんだ。でも彼は力強くぼくらを正しい方へ引っぱっていってくれたんだよ」
レディオヘッドは8月20日(土)・8月21日(日)の2日間に亙って開催されるサマーソニックにヘッドライナーとして出演する。