6月8日にドナルド・トランプが共和党大統領候補としての勝利宣言をした際に、会見場への入場テーマ曲としてクイーンの"伝説のチャンピオン"が使用されていたことについてクイーンのブライアン・メイが無断で曲を使われていると明かしている。
ブライアンは自身のオフィシャル・サイトで「ドナルド・トランプがぼくたちの音楽を使っていることについての私見……ぼくたちは使用許可を出していません」と題して次のようにコメントを発表している。
「ぼくのところに苦情が洪水のように押し寄せているんだ……このサイトのお手紙のセクションでもいくつか読めるけど──ドナルド・トランプがアメリカのテレビで"伝説のチャンピオン"を自分のテーマ曲として流したことについての苦情なんだ。これはクイーンとしての正式な発言じゃないけど、この曲の使用許可については要請されてもいなければこちらから出してもいないのは確かだと断言できる。無断で使われている状態を解消するためにどんな対策が取れるか、今いろいろ相談しているところだよ。トランプ氏の政治的見地とは無関係に、クイーンの音楽が政治的な宣伝活動に使われるというのはこれまでのぼくたちのポリシーに真っ向から反することなんだ。ぼくたちの音楽はぼくたちの夢や理想を体現しているものだけど、この音楽をしっかり聴き込んで楽しんでくれる人たちのためのものなんだよ」