ポール・マッカートニーは自身が共作して2005年に出版した絵本『High in the Clouds』のアニメ化作品用に楽曲を6、7曲したためたことが明らかになっている。
アニメ『High in the Clouds』でポールは声の出演も果たす予定で、2月にレディー・ガガとコラボレーションを行ったと伝えられる音源についても今回のアニメ用の作品とみられると映画サイトのデッドラインが伝えている。
『High in the Clouds』は『くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密』や『シュレック フォーエバー』のコディ・キャメロンが監督にあたっていて、『デート&ナイト』のジョシュ・クラウスナーが脚本を手がけているというが、公開の見込みなどは一切明らかになっていない。ただ、11月にカリフォルニア州サンタモニカで開催されるアメリカ映画見本市でのプレミエ公開を見据えているという。
もともと『High in the Clouds』は『ムーラン』のトニー・バンクロフト監督を迎えて2013年に製作発表が行われていたが、その後、製作が二転三転している。ポールも当初は作品のスコアを担当することになっていたが、それが今もそうなのか、あるいは一部の楽曲提供のみにとどまることになったのかは明らかではないとローリング・ストーン誌が伝えている。
なお、レディー・ガガはポールとのコラボレーションを行った際、そのスタジオの様子の画像をインスタグラムで公開しているが、それと同時に「ポール・マッカートニー卿とその友人らとの美しいセッションがありました。ポールがいくつも手がけている秘密プロジェクトのひとつ! 必殺ミュージシャン勢揃いで、雰囲気もいいし、笑い声が絶えませんでした」とも報告していた。
さらにレディー・ガガはこのセッションへの参加の誘いの電話を受けた時、相手からポール・マッカートニーだと名乗られていたずら電話だと勘違いし、そのまま電話を切ってしまったことも明らかにしていた。なお、セッションにはオーケストラのほか、パール・ジャムのマイク・マクレディも参加していたと伝えられている。