ハッピー・マンデーズのベズが立候補を表明して話題を呼んでいる5月のイギリスの下院総選挙だが、現在アダム・ランバートとヨーロッパ・ツアー中のクイーンのブライアン・メイも無所属で立候補を考えているという。
ブライアンの代理人のフィル・サイムズによれば、ブライアンは「有権者に対する公約を裏切り続けているシステムに対して鬱憤を溜めている」とのことで、ブライアン自身が進めている「コモン・ディーセンシー(普通の常識)・プロジェクト」の一環として立候補するかもしれないとザ・ミラー紙が伝えている。
ただ、ブライアンはドーセット州に野生動物の保護区にしている地所も所有しているが、特にどこを地盤にして立候補するかということはまだ考えていないという。
ブライアンの普通の常識プロジェクトでは、目標として「現在の政府を放逐すること」さらに「ぼくたち国民の利益」を代弁する以外の目的で議席にしがみついている議員を議会から追放することを挙げている。ブライアンはそのオフィシャル・サイトで次のように説明している。
「今の議会にもどんな政治的立地点を取っていたとしても、次の総選挙の結果、議会に戻ってくるべきだと呼べるような、いい人もちゃんといると思うけど、相変わらず不公平さにしがみついて、利己主義と既得権益に突き動かされている人もたくさんいるわけで、汚物の洗濯で処分しなければならないのはこういう要素なんだよ」
「ぼくたちに必要なのは、利他的で、道徳的に良識をわきまえていて、自分の出世を優先しているわけではない個人による議会で、こうした個人は自身の損得や自身の関係性などとはまったく無関係に議会での議決に投票できるかどうかを問われているんだよ」
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