マイケル・ジャクソンが1983年12月に公開し、ビデオ・クリップの歴史を変えたともいわれる"スリラー"のビデオが3D映像に作り直されることが明らかになっている。
3D化はもともとのビデオの監督を務めたジョン・ランディスが手がけることになっているが、ランディスはこのビデオをめぐる訴訟をマイケルの遺産管理団と闘った経緯があり、2012年にようやく和解に至っている。こうした経緯をランディスはザ・ニューヨーク・デイリー・ニュース紙に次のように語っている。
「あの訴訟は本当に長引いて、ようやく和解してお金ももらえたんだけどね。これからものすごく磨きをかけて3Dにするという形で出し直すから、劇場の大画面でもすごく楽しめるものになるんだよ」
「この記念碑的なビデオはブルーレイ化もされていないし、劇場や3Dでも観られたことがないんだけど、それは実はずっとマイケルが考えてたことなんだよ。実際、ロンドンで予定していた『ディス・イズ・イット』公演では、3D映像のセクションがライヴの一部として予定されていたくらいなんだよ」
なお、"スリラー"のビデオは2009年にアメリカ国立映像資料館の資料として収蔵されている。
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